中判錦絵/歴代横綱

第1弾〜第12弾

中判錦絵とは
絵師が絵の具で一枚の原画を描き上げたものを機械奉書に印刷しました。

※こちらは「木版画」ではありません印刷になります※

→「中判錦絵」体裁詳細ページ

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小野川 谷風
ONOGAWA TANIKAZE
第5代横綱
小野川 喜三郎
滋賀県出身 玉垣部屋
176センチ 116キロ
大津生まれで大阪相撲から江戸に。
4回目の対戦で谷風の連勝を63で止めて一躍花形力士
になりました。谷風の最大のライバル。
11年、22場所で145勝13敗。谷風と雷電以外には
ほとんど負けていないという、小さくても相当強い横綱
だったことがわかります。谷風と大関の雷電と小野川
の三人は大相撲創世記の立役者だったのです。
第4代横綱
谷風 梶之助
宮城県出身 伊勢ノ海部屋
189センチ 169キロ
寛政元年に小野川と同時に横綱免許を受ける。
同時代に浮世絵師が一斉に飛び出し、競って木版画
に残しているので、ほとんど特徴がわかります。
3代目までの横綱は肖像も資料もほとんどなく、実質
初代横綱が谷風と言われています。
25年間47場所で259勝し、負けはたったの13。
63連勝で小野川に1敗したあとも43連勝しているので
圧倒的に強い横綱でした。
平成22年12月制作
照國 安藝ノ海
TERUKUNI AKINOUMI
第38代横綱
照國 万蔵
秋田県出身 伊勢ケ濱部屋
173センチ 161キロ
各段1場所通過で十両昇進。23歳の最年少横綱に。
土俵入りは「動く錦絵」、色白の肌でリズミカルな相撲ぶりは
「桜色の音楽」といわれた。
28年に引退後は清国はじめ多くの幕内力士を育てた。
両国駅そば、陸奥部屋の裏にちゃんこ照国があります。
第37代横綱
安藝ノ海 節男
広島県出身 出羽海部屋
177センチ 125キロ
入幕して3場所目の昭和14年双葉山の連勝を止めた
史上最大の金星をあげた男で一躍有名に。
17年に28歳で照国と同時昇進。双葉山にはその後
8度対戦したが、あと一歩及ばず1勝も得られなかった。
平成22年11月制作
羽黒山 双葉山
HAGUROYAMA FUTABAYAMA
第36代横綱
羽黒山 政司
新潟県出身 立浪部屋
179センチ 135キロ
自然体の双葉山に対して、鋼のような体と不知火型
の迫力あるせり上がりが豪快で仁王のよう。
14歳で新潟から両国の銭湯に三助として住み込み、
何度も相撲取りに誘われるのを断り続け、相撲界に
入ったのは19歳になるとき。入門から幕下まで各段
優勝、6場所目に新入幕という不滅の大記録を持つ。
入幕までの黒星も4個だけ。前に偉大な兄弟子が
いて、控えめながら偉大な横綱を意識して描きおこし
ました。
第35代横綱
双葉山 定次
大分県出身 立浪部屋
179センチ 134キロ
就学前に吹き矢が目に刺さり、右目が失明状態
だったことから、後の先という立合いの形を生み出した。
仕切りから立合いまで視力の弱さを補うために無駄な
動きは避けたという。春秋園事件後、一気に体が
大きくなり負けなくなって、歴史に残る連勝記録を
打ち立てました。69連勝の記録を保持しているときに
絵にしておこうと九州場所前に描き終えました。


平成22年10月制作
不知火 雲龍
 
SHIRANUI UNRYU
第11代横綱
不知火 光右衛門
熊本県出身 境川部屋
177センチ 120キロ
歌舞伎役者のような、水もしたたるいい男で
歴代横綱の中では1,2位の美男力士と言われ
ています。
鼻筋が通っていて力士では、はっきりした顔立ち
だったからでしょう。明治2年に44歳で引退。
第10代横綱
雲龍 久吉
福岡県出身 追手風部屋
178センチ 135キロ
黒船でペリーが来航したとき、25人の力士の
一人として、米俵二百俵を次々に船に運んで
アメリカ人を驚かせた。
39歳で横綱免許。土俵入りが人気になり
雲竜型と呼ばれるようになったという。
平成22年9月制作
鬼面山 陣幕
KIMENZAN JINMAKU
第13代横綱
鬼面山 谷五郎
岐阜県出身 武隈部屋
184センチ 140キロ
京都相撲から27歳で江戸に上り、幕下に。
歴代では最高齢の43歳で明治の最初の横綱になる。
第12代横綱
陣幕 久五郎
島根県出雲出身 秀の山部屋
174センチ 138キロ
江戸時代最後の横綱。
広島県尾道の草相撲から大阪相撲を経て
第9代横綱だった秀の山の弟子に。
同じ相手には二度と負けなかった。
深川の富岡八幡宮に横綱力士碑を建立。
平成22年8月制作
玉錦 常ノ花
TAMANISHIKI TSUNENOHANA
第32代横綱
玉錦 三右衛門
高知県出身 二所ノ関部屋
173センチ 135キロ
昭和に誕生した最初の横綱。気性が激しく「ケンカ玉」、
猛稽古で「ボロ錦」ともいわれました。
昭和7年、師匠が亡くなり二枚看板で部屋経営にも。
華麗な土俵入りは、太鼓腹から動く錦絵と評判に。
昭和13年盲腸炎で現役で亡くなりました。
第31代横綱
常ノ花 寛市
岡山県出身 出羽海部屋
178センチ 115キロ
常陸山をしたって入門。華やかな相撲で人気を呼び、
優勝力士として天皇杯を最初に授与した力士。
引退後は年寄藤島を襲名。戦時下の昭和19年に
力士出身で最初の理事長となりました。
昭和24年出羽海襲名。
平成22年7月制作
男女ノ川 武蔵山
MINANOGAWA MUSASHIYAMA
第34代横綱
男女ノ川 登三
茨城県出身 佐渡ヶ嶽部屋
191センチ 150キロ
茨城県つくば市(現在)の出身。
生来の怪力で武蔵山との対戦は毎場所、
大人気となり不況風に吹かれていた角界の
救世主となりました。
第33代横綱
武蔵山 武
神奈川県出身 出羽海部屋
185センチ 116キロ
筋肉質で細身の現代風の横綱で、錦絵には
描きにくい体型で苦労しました。横浜日吉村の
出身で車でよく通っている裏道の古寺に墓が
あったのを知り、驚きました。
平成22年6月制作
稲妻 阿武松
INAZUMA ONOMATSU
第7代横綱
稲妻 雷五郎
茨城県出身 佐渡ヶ嶽部屋
188センチ 145キロ
茨城県出身の名横綱。
第七代横綱なのに明治10年、82歳まで生き、
横綱の中でも長命で、俳人でもありました。
辞世の句 『稲妻の去りゆく空や 秋の風』
第6代横綱
阿武松 緑之助
石川県出身 武隈部屋
173センチ 135キロ
寛政年代の石川県能登生まれの小柄な
横綱。
国貞がこの横綱の錦絵を多作していて、
よほどモデルとして気に入っていたようです。
平成22年5月制作
北の富士 玉の海
KITANOFUJI TAMANOUMI
第52代横綱
北の富士 勝昭
北海道出身 九重部屋
185センチ 135キロ
美幌町生まれの美男横綱。
今もNHKの解説に粋な着物姿で登場されて
います。
第51代横綱
玉の海 正洋
愛知県出身 片男波部屋
177センチ 134キロ
谷風、玉錦に次いで27歳の若さで
現役横綱での急逝は惜しまれました。
平成22年4月制作
輪島 琴櫻
WAJIMA KOTOZAKURA
第54代横綱
輪島 大士
石川県出身 花籠部屋
186センチ 132キロ
黄金の左からの下手投げは切れ味鋭く、
独特の体つきに黄金の締め込みが目に焼きついて
います。
第53代横綱
琴櫻 傑将
鳥取県出身 佐渡ヶ嶽部屋
182センチ 150キロ
「猛牛」のような一気に相手を土俵下に突き出す
豪快な相撲とは違い優しい親方で多くの名力士を
育てました。
平成22年3月制作
白鵬 朝青龍
HAKUHO ASASHORYU
第69代横綱
白鵬 翔
モンゴル/ウランバートル出身 宮城野部屋
192センチ 152キロ
●白鵬の化粧まわし
モンゴルの伝統柄にある鳳凰のデザインを化粧まわしにして
みました。綱の下に鳳凰の顔が隠れています。
モンゴル民族の歴史ある図柄を相撲の装束に取り込んだら
面白いと考えたからです。
朝青龍の青龍の化粧まわしと対になる想像上の化粧まわし
です。
第68代横綱
朝青龍 明徳
モンゴル/ウランバートル出身 高砂部屋
184センチ 154キロ
●朝青龍の化粧まわし
モンゴルの伝統的な儀式、チャムに使用された衣装模様の
青い龍を化粧まわしに刺繍し、モンゴル魂を持ったまま引退
した横綱に特別に締めてもらいました。
こちらは龍の顔が綱の下にかくれています。
この空想の化粧まわしを締めているのを見てみたかったです。
平成22年2月制作
梅ヶ谷(二代) 常陸山
UMEGATANI -II HITACHIYAMA
第20代横綱
 梅ヶ谷藤太郎(2代)
富山県出身 雷部屋
168センチ 158キロ
明治11年(1878)富山の売薬と質屋の家に生まれる。
明治36年6月、25歳で常陸山と同時昇進。
この横綱昇進の最年少記録は昭和の照国に破られる
まで保持した。
大砲、常陸山と3人の横綱も史上初のことだった。
大正4年引退、年寄雷襲名。巡業中に49歳で急逝。
常陸山との対戦は15回。常陸山7勝、梅ヶ谷3勝、
引き分け5つだった。
第19代横綱
常陸山谷右衛門
茨木県出身 出羽海部屋
174センチ 146キロ
明治7年(1874)旧水戸藩、上級藩士の家に生まれる。
明治36年好敵手梅ヶ谷と同時に横綱推挙、
「梅・常陸」時代の空前の相撲ブームを築いた立役者。
明治40年力士初の洋行をした。
大正3年引退し出羽海を継ぎ翌年、
横綱梅ヶ谷、以下37名の力士を率いてアメリカ巡業に。
稀に見る見識と教養の持ち主で「御大」と称され
明治の「角聖」と言われている。48歳で病没。
平成22年1月制作

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