中判錦絵/連勝記録図
第1弾～第6弾

描き下ろし 連勝記録図シリーズ

　 大相撲史上に残る歴代の連勝記録の数字が確定した大一番を、浮世絵で毎月
２枚ずつ描き残していく新企画を１１月から６回１２枚の完結でスタートしました。

～中判錦絵とは～
絵師が絵の具で一枚の原画を描き上げたものを機械奉書に印刷しました。
※こちらは「木版画」ではありません印刷になります※

→「中判錦絵」体裁詳細ページ
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千代の富士ｖｓ大乃国 大鵬ｖｓ戸田
CHIYONOFUJI　vs　ONOKUNI TAIHO　vs　TODA
史上６位　５３連勝

昭和６３年１１月場所千秋楽

【大乃国　寄り倒し　千代の富士】

千秋楽、体育館の後ろから昭和最後の大一番を目撃しました。
小さく見える土俵から千代の富士が崩れるように見え、連勝記録が
途絶えてガックリした記憶があります。

史上７位　４５連勝

昭和４４年３月場所２日目

【戸田　押し出し　大鵬】

昭和４３年に連勝記録に挑戦中の大鵬があまりにもはっきりと
わかる誤審で負けとされ、ほかのスポーツ競技に先駆けてビデオ
判定を導入することになりました。
5日目から休場した大鵬の動揺ぶりは大変な苦しみだったでしょう。
惜しまれる大誤審です。
平成26年4月制作
雷電ｖｓ鯱 雷電ｖｓ花頂山
RAIDEN　vs　SHACHIHOKO RAIDEN　vs　KACHOZAN
史上８位　４４連勝

寛政１２年１０月場所初日

【鯱　決まり手不詳　雷電】
寛政12年10月場所初日、44連勝中だった雷電は、
幕下３枚目（十両格）の鯱(しゃちほこ）に立合い
かっぱじかれて、後ろに回られ送り出されたのでは
ないかといわれていますが、詳細はわかっていません。
史上９位　４３連勝

寛政９年３月場所７日目

【花頂山　寄り切り　雷電】
寛政５年、３年間で１敗しかしていない雷電に常山が
巻き落としで勝つ。その後花頂山と改め、４年間無敗で
４３連勝の雷電と対戦。両差しから寄り切って勝つ。
雷電が二度負けたのは花頂山だけで、春英も錦絵に
描きました。
平成26年3月制作
小錦ｖｓ司天龍 太刀山ｖｓ西ノ海（二代）
KONISHIKI　vs　SHITENRYU TACHIYAMA　vs　NISHINOUMI-Ⅱ
史上１４位　３９連勝

明治２５年１月場所６日目

【司天龍　　決まり手不詳　小錦】
色白童顔で人気絶大、入幕以来１度も負けずに大関になった
小錦。体調不良のまま土俵に上がり、司天龍に体を寄せずに
外掛けにいき、掛けはずれて転倒し連勝記録は４年間で止まり
ました。
史上９位　４３連勝

明治４５年１月場所８日目

【二代目西の海　寄り切り　太刀山】
四十五日で今日も勝ち　と、川柳にも読まれ、
ひと突き半で相手を土俵から突き出した太刀山。
激しく突っ張るところを、西の海は体を右に開いて叩き込みに破る。
翌日から太刀山は５６連勝を続けました。
平成26年2月制作
梅ヶ谷ｖｓ若嶌 太刀山ｖｓ栃木山
UMEGATANI　vs　WAKASHIMA TACHIYAMA　vs　TOCHIGIYAMA
史上４位　５８連勝

明治１４年１月場所９日目

【若嶌　押し出し　梅ヶ谷（初代）】
明治９年から無敵の５８連勝を続けた梅ヶ谷は新大関若嶌に
ハズ押しから押し切られました。しかし、その後も更に３５連勝と
いう記録を残しています。
史上５位　５６連勝

大正５年５月場所８日目

【栃木山　寄り切り　太刀山】
明治４５年から５年間無敗５６連勝中の太刀山が、小結栃木山
に突っ張らず組みとめたところを掬い投げからもろ差しにになられ、
一気に寄り切られました。
 
平成26年1月制作
双葉山vs安藝ノ海 谷風vs小野川
FUTABAYAMA　vs　AKINOUMI TANIKAZE　vs　ONOGAWA
史上１位　６９連勝

昭和１４年１月場所３日目

【安藝ノ海　外掛け　双葉山】
虫垂炎の手術跡がよくならず、下腹に包帯をぐるぐる巻いて
土俵上に上がった安藝ノ海。この包帯に攻めが鈍ったのか
70連勝はなりませんでした。
史上２位　６３連勝

１７８２年２月場所７日目

【小野川　小股すくい　谷風】
4回目の対戦の蔵前場所で初めて25歳の小野川が33歳の谷風
を破り、谷風の八場所続いた連勝記録が途絶えました。
 
平成25年12月制作
白鵬vs稀勢の里-1 白鵬vs稀勢の里-2
HAKUHO　vs　KISENOSATO　1 HAKUHO　vs　KISENOSATO　2
史上２位　６３連勝

平成２２年１１月場所２日目

【稀勢の里　よりきり　　白鵬】
九州場所２日目、６３連勝中の白鵬を平幕の稀勢の里が
破った一番。惜しくも白鵬は双葉山の６９連勝目前で記録を
断たれました。
史上９位　４３連勝

平成２５年７月場所１４日目

【稀勢の里　寄り倒し　　白鵬】
名古屋場所１４日目、連勝記録の鬼門といわれる４４勝目で
またしても大関稀勢の里に止められました。
平成25年11月制作

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